貸金業者が簡易裁判所を通じて債務者(さいむしゃ)(お金を借りている人)に訴えを起こす場合があります。債務者がお金を返せなくなった場合に、不動産に抵当権をつけていない場合や、連帯保証人をとっていない場合が多いでしょう。
訴えをおこされた場合は、大きく分けて2種類あると考えてください。1つは、いきなり訴状が送られてくる場合と、支払督促(以前は支払命令といわれていました)という書類が送られてくる場合です。
なぜ貸金業者が訴えを起こしたり、支払督促の申し立てをしたりするのでしょうか?それは勝訴判決をもらったり、仮執行宣言付支払督促(かりしっこうせんげんつきしはらいとくそく)をもらったりして、あなたの給料などの差押さえをして、雇い主などから回収してしまおうと考えるからです。
給料債権(きゅうりょうさいけん)の差し押さえですと、当然のことながら、おつとめの会社に対して、裁判所から差押命令が送られることになります。そこで会社の会計や総務の担当者が、従業員であるあなたが貸金業者と取引していたことと、あなたがお金を返していなかったときがあったことを知ることになります。会社にバレてしまうといったわけです。
差し押さえによって、会社サイドは貸金業者(または法務局の供託所)とあなたの2つにたいして給料を分けて支払うことになりますから、手間が増えるわけです。すぐ会社をクビになることはないとは考えられますが、少なくとも+(プラス)のポイントにはならないでしょう。
ではどうすればよいのでしょうか?
|
| 1 訴状が届いた場合 |
とにもかくにも
答弁書は必ず期日までに裁判所に出す!
ことがたいせつです。日本の裁判は黙っていると(沈黙していると)相手の主張を認めたことになってしまうからです。
ありがたいことに、簡易裁判所からあなたのところに送られてくる訴状には、被告(ひこく)(民事事件の訴えを起こされた側のことですから。殺人事件なんかの刑事被告人とはまったく違います。)であるあなたが、書き込んで返送できるような答弁書がついていますから、それに必要なことを書き込んで送られてきた裁判所に送ればよいことになります。
答弁書には住所、氏名、日中に連絡のつく電話番号を記入して、必ず氏名の横に認印(みとめいん)・三文判を押印してください。
それを簡易裁判所にいったんFAXし(FAX番号は簡易裁判所にTELすれば、教えてもらえます。)、それから、書留郵便・簡易書留・配達記録など、必ず配達されると思われる郵便で簡易裁判所に送りましょう。
ごていねいに答弁書がついているとは、簡易裁判所は、なんて民主的なのでしょう。これも「武器の対等」という表現で説明されるものの1つでしょう。貸金業者に訴えられる側・被告は裁判に関してはほとんど「しろうと」なわけですから。同じルールで同じ土俵・リングにあげてあげますし、武器も対等に与えてあげますよ。という寛大な措置でありましょう。
さて、話は戻りまして、答弁書の内容なのですが、貸金業者の側に何らかの落ち度があれば、それを記入すれば良いですし、相手の貸金業者にまったく落ち度が無い場合でも、分割払いを希望して、月額いくらでしたら支払っていくことが可能ですよ―。といったようなことを必ず記入するようにしましょう。
貸金業者から訴えられた場合というのは、かなり滞納しているような場合であったりしますから、貸金業者は「全部いっぺんに利息つけて耳そろえて返せ―。」と主張してくるのがフツーです。
♪しかし無い袖(そで)は振れませんから―。残念!昭和の金融屋斬り!!
相手に落ち度が無い場合でも、何にもいわないよりはマシですから、支払い可能なレベルの分割払いの和解を希望することを書いて、裁判所に送りましょう。
また、自己破産予定の人も、「どうせ自己破産するからいいや!」なんて思わないで、答弁書はかならず簡易裁判所に出してください。
ひょっとしたら、事態が好転して、経済状態が良くなって、支払っていくことができるようになるかもしれませんね。何が起こるかわかりません。
可能性があるといったら、可能性は誰にでもある。
群馬の2代目の総理大臣様のありがたいお言葉をお借りしました。
そして、裁判所から呼び出された期日にはなるべく出席するようにしましょう。その指定された日がどうしても無理であれば、裁判所に電話をして日付をかえてもらうとか、それでも無理なら、弁護士や司法書士に頼んで代わりに行ってもらうことにしたほうが良いでしょう。
|
| 2 支払督促が届いた場合 |
支払い督促は、ただの督促状とワケがちがいます。甘く見てはいけません。
支払督促が簡易裁判所からあなたに届いてから2週間が経過してしまいますと、仮執行宣言(かりしっこうせんげん)というのがでてしまい、やはり給与の差し押さえにつながってしまいます。
では、どうすればよいのでしょうか?
支払い督促が、簡易裁判所から送られてきたときに、督促異議申立書(とくそくいぎもうしたてしょ)という書類がかならず同封されていますから、必要事項を記入の上、それを送られてきた簡易裁判所に必ず出します。
異議は早めに必ず出す!
支払督促にたいして異議を出しますと、通常訴訟に移行しますから、そこで争うなり、弁済の条件について分割和解をすることが可能になるというわけです。
解説はこれでオシマイ♪
|
| コラム |
司法制度改革について
いまだに日本のエライ政治家さんや、エライ大学教授のセンセイのなかには「弁護士や司法書士の数が増えると日本が訴訟社会になって困る。」 などという発言をするかたが いらっしゃいますが―。
アホか!争いごとが無いのがいいのに決まっとるワイ!!
この国のエライさんたちは「社会正義の実現」だとか 「社会的弱者への優しさ」だとかといったことを一体どのようにとらえとるのやろか?
やる気あるんかィ!このボケ!!カス!!!
訴訟を多くしているのは そんなエライさん達に献金しているといわれとる貸金業者のほうやないか!!!
そんな落ちこぼれの気持ちのわからない、人の痛みのわからない、正義感のかけらもない、てめーの財布のことしか考えない、カネの亡者のいうことに耳を貸す必要なんかあるんか!?
カネの亡者は棺桶にも、墓の下にも、地獄にも勝手に
カネを持っていけや。本望やろ。この意味ワカルカナ??
日本人も、そろそろカネのためでなく、理念・理想や大義・正義を求めて戦ってもええのんとちゃうか?!
国家の内部で訴訟や裁判するくらい、たいしたことナイナイ!
今こそ戦うのだ!ファイト!!Fight!!!
基本は元気・勇気・本気・根気でっせ。
ともあれ
| 敵を知り、己を知れば、百戦危うからずと。(孫子の兵法より) |
|
さらに
|
文明とは正義のひろく行われることである。豪壮(ごうそう)な邸宅、衣服の華美(かび)、外観の壮麗(そうれい)ではない。(西郷隆盛の言葉より) |
|
そして
あなたはひとりではない。
|